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~ 2023年9月13日、サービス紹介やお客さま活用事例などをご紹介 ~

【開催レポート】L is Bユーザーカンファレンス「LUC2023」

2023.09.28 (Thu)

L is Bユーザーカンファレンス2023

2023年9月13日(水)に弊社主催で実施したユーザーカンファレンス「LUC2023」では、来場およびオンラインで多くのお客さまにご参加いただきました。お客さまの支えを改めて実感する貴重な機会となりました。

今年のテーマは「Evolution ~ 現場DXのさらなる進化 〜」。
L is B社員がプレゼンターとなり、自社サービスの紹介をはじめ、先進的なDX推進に取り組まれている企業様にご登壇いただき、L is Bとお客さまの取り組むプロジェクトについて発表する新しいスタイルで行いました。DX活用フェーズに向けて“進化”の一歩となるイベントを目指しました。

LUC2023オープニング
(オープニングの様子:CEO横井、フリーアナウンサー松井さん)

目次

  • Session1 「direct」「direct Apps」サービス紹介、お客さま事例発表
  • Session2 「タグショット/タグアルバム」サービス紹介、お客さま事例発表
  • Session3 DXコンサルティング部紹介、お客さま事例発表
  • Session4 パネルディスカッション
  • Session5 L is Bからの発表
  • まとめ

LUC2023開催

当日のプログラムに沿って開催時の様子をお届けします。

◆「direct/ダイレクト」「direct Apps」

まずは現場チャット「direct/ダイレクト」のプログラムからスタートしました。

L is B商品戦略部 吉岡より「direct/ダイレクト」のサービス概要の説明と今後の展開について説明をさせていただきました。
昨年春リリースし、約1年半が経過した“directApps”は、「direct」よりも機能の進化が著しく、お客さまの現場でも導入が広がっていることを説明いたしました。

吉岡の一番伝えたいメッセージとして「ことしをタスク元年!」と位置づけていると力説。

積極的にお客さまのところへ訪問し、タスクに関するご要望を収集し、機能アップデートに向けて動いていることをお伝えしました。さらには「タスクの写真付き帳票作成機能」や「ラベル機能」などタスクのアップデート内容に関して詳しくお伝えしました。

directお客さま事例発表

 ◎株式会社竹中工務店様

お客さま事例では、2017年に「direct」の機能にタスクの要望をいただいた株式会社竹中工務店 大阪本店 陳様に動画にてご出演いただき、当時の要望や、「direct」や「direct Apps(タスク機能)」が現場の業務にどのように貢献しているかをお話いただきました。

 ◎前田建設工業株式会社様

続いて、前田建設工業株式会社 関西支店 神宿様より「現場の今までのやり方から進化した施工管理業務ツールへ」というタイトルで、これまでの一部現場で使っていた「direct」の運用について、今年から全国の現場に展開されたことを発表いただきました。タスクのアップデートにより、より使いやすく、より現場業務が効率的になったとコメントをいただきました。さらにはシスメット社の「防災盤ボット」やMetaMoJi社の「eYACHO」と、「direct」を組み合わせた運用についても共有いただきました。会場、Zoomでのオンライン参加者からは神宿様の事例発表に関する質問が多く寄せられていました。
※参考:昨年のLUC2022の前田建設工業株式会社様の発表

◆「タグショット/タグアルバム」サービス紹介

Session2では、L is B商品戦略部 部長 國府田より「タグショット/タグアルバム」のサービス概要の説明と、お客さまからご要望でいただいているUXの改善や今後の開発計画についてご報告いたしました。

「RICOH360」と「タグショット/タグアルバム」機能連携

また、2023年9月にリリースした「RICOH360」と「タグショット/タグアルバム」機能連携に関する発表も改めてご案内しました。

お客さま事例発表

「タグショット/タグアルバム」のお客さま事例発表では、2社の企業にご登場いただきました。
業務日程の都合で動画出演となりましたが、具体的な取り組みについてお話を伺いました。

◎西技工業株式会社様
1970年に水力発電所の土木設備の保守管理を担う会社として誕生し、九州電力グループの一員として主に土木・建築・鉄工の部門において、土木建築設備のメンテナンス・鋼(こう)構造物(こうぞうぶつ)の製作など、保守管理から工事、製作まで、多岐にわたり電力サポート事業を中心として業務をおこなっている企業様です。近年では、小水力発電事業にも進出し自社での開発にも取り組んでいます。
西技工業様では、自社システムと「タグショット/タグアルバム」のAPI連携をおこない、現場写真の一元化に向けた構想をDX推進のキーマン3名(永末様、徳山様、森田様)にお話いただきました。

◎株式会社TSI様
幅広い世代に人気のブランドを展開されているナノ・ユニバース事業部の方にご出演いただきました。ナノ・ユニバース事業部では、全国65店舗のスタッフと本部との情報共有に「direct」を活用いただいているユーザー様になります(参考:株式会社TSI様 「direct」事例)。毎週大量にやりとりされる店頭のディスプレイ写真の管理・運用に課題をお持ちだったとのことでした。現場の課題に対してL is Bより「タグショット/タグアルバム」で写真管理の運用も含めたご提案をしたところ、前向きにトライアルを検討いただき、2023年8月より一部の店舗からの運用開始に向けてトライアルをスタートしました。動画では当時の課題やトライアルへの期待など、お話しいただきました。

タグショット/タグアルバムはフリー版をご提供中です
「タグショット/タグアルバム」はフリー版(現在:iOS対応)を提供中

◆DXコンサルティング 事例紹介

Session3のプログラムでは、2022年6月に発足したDXコンサルティング部についてご紹介しました。
現在、部としてお客さまのお困りごとや課題をヒアリングし、「direct」やチャットボット、さらにはお客さまの企業で運用されているシステムを組み合わせて、課題解決に向けたソリューションをご提案しています。実際の案件としては「出面管理ボット」や、安全ルールを専用のトークルームで、ルールと関連画像をまとめて投稿するボット「安全ルールブック投稿ボット」、資材不足時に、その場でボットから発注できるソリューション「簡易資材発注ソリューション」など多くの事例をご紹介しました。

関電プラント株式会社様を担当する、L is B坂上より石川様をご紹介させていただきました。

お客さま事例発表

◎関電プラント株式会社様

DXコンサルティング部のお客さま事例では関電プラント株式会社 石川様に実際にご登壇いただきました。同社は、資料の共有とコミュニケーションツールとして、2020年に「direct」をご導入いただいたdirectユーザー様となります。今回の発表では「direct」の活用事例をはじめ、現在進めている「計測器管理ソリューション」についてご紹介いただきました。

◆パネルディカッション

パネルディカッションでは、株式会社大林組 堀内様、戸田建設株式会社 斎藤様、株式会社シーティーエス 金井様の3社にお集まりいただき、「実際どうなの!?2024年問題」というテーマでさまざまな意見を交わしていただきました。カンファレンスにご参加いただいた視聴者様からは、テーマが重すぎて40分では足りない、もっと聞きたいという声が多くあがりました。

今回のパネルディカッションは、文化放送ラジオ番組「現場DX研究所」の公開収録として進行しました。当日の模様は、2023年9月25日(月)夜8時より放送されました。当日の放送を聞き逃した方はYouTube(L is B公式アカウント)でもお聴きいただけます。ぜひお聴きください。

◆L is Bからの発表

最後のSessionでは、L is B代表 横井が「お客さまと共に現場DXをEvolution」というテーマでお話をさせていただきました。当社の主力サービスである現場チャット「direct」がまもなく10周年を迎えるにあたり、direct 誕生秘話や導入企業4,000社という多くの方に使っていただけるまでに成長するまでの取り組みなどをご紹介しました。また2024年問題に向けて対策が迫られている残業規制については「direct Smart Working Solution(SWS)」というサービスをご説明しました。

direct新機能発表

徳島の開発ラボよりdirect開発責任者であるL is B前田が発表。directがお客さまの現場のインフラになっていること、そのために安定稼働を非常に大切していることなどをお話しました。(今年は大きなサービス障害はありませんでした)
「direct」は毎日お客さまからさまざまなご要望が寄せられています。できるだけお客さまのご要望に対応していけるよう毎回のリリースで進めていきたいと発表。その対応状況として、最近の新機能をいくつか紹介しました。
>> 直近のアップデート情報は「direct新機能・アップデート情報ページ」にて情報を掲載中

さらには10月以降のdirect新機能についても発表。
メッセージの予約送信機能やメッセージへのリアクション機能などについてもアップデートにむけて開発中ということを報告させていただきました。ぜひご期待ください。

L is B 新サービス発表

最後に横井からは、これからリリース予定のサービス「ナレッジ動画」をご紹介しました。
Z世代のスマートフォン利用実態調査のデータ(2021年度調査)ではスマホでのネット利用時間が1日5時間以上と回答した人は22.7%、用途はコミュニケーションと動画視聴。スマートフォンの用途が動画ならば・・・・将来の日本の現場力を上げるために動画の活用寄与するのでは?と説明しました。実際に建設業では労働者の高齢化に伴い、ベテラン職人のナレッジや技術を蓄積することを重要視する企業が増えてきていると唱えました。

◎東亜建設工業株式会社様

今回、directユーザーでもある東亜建設工業株式会社 中野様にご登壇いただき、企業の課題として取り組まれているナレッジの蓄積について語っていただきました。中野様が所属するDX推進部としては、いくつかの課題がありますが、特にナレッジの蓄積に対する対策は試行錯誤しながらも動画を活用した取り組みを検討しているということでした。具体的な企業の課題が建設業全体の課題と共通する部分があるとご参加いただいた方からもご意見をいただいています。


東亜建設工業株式会社 中野様

まとめ

最後のまとめは、横井より
「当社のLUCはご参加いただいた皆さまに何か気づきになるもの、得るものがあればと願い、毎年工夫をしながら試行錯誤して実施しています。今年9月29日に創業13年目を迎えます。ここまで来られたのもお客さまの支えがあってからこそだと、改めて感謝申し上げます。」というメッセージを発信し、今年のL is Bユーザーカンファレンスは終了いたしました。

今年のLUC2023も多くのユーザー様にご視聴いただくことができました。
L is B社員一同、心より御礼申し上げます。

当日、ご都合がつかず参加できなかった方々へアーカイブ動画をご提供しています。視聴をご希望の場合は担当営業にお気軽にお声がけください。また、L is Bのサービスについてもっと詳しく説明を聞きたいという方は、サービスサイトまでお問い合わせください。

関連ページ:
LUC2023イベントサイト
L is B サービス紹介ページ